m-memo

主に自分のための、映画メモ。

D-TOX



残虐な事件を目撃したことで受けた精神的ダメージを克服すべく、FBIエージェント、ジェイク・マロイは、警官のためのリハビリ施設に入る。そこで患者達は、バッジや武器といった防備を脱ぎ捨て、リフレッシュして、再び事件に立ち向かっていく。しかし、猛吹雪が施設を襲い、外の世界とつながっていたあらゆる通信手段を断ち切られ、治療の聖域は悪夢の牢獄と化す。疑惑が渦巻く状況下で、患者達は次々と死んでいき、彼らの中の誰かが殺人者であると気づき始める。



あらすじはメーカーサイトより。

スタローンがFBI捜査官に扮するサイコ・サスペンス。彼の出演作としては珍しいジャンルでしょうか。
閉鎖的な状況の中で起きる連続殺人で、『そして誰もいなくなった』に代表される「孤島もの/クローズド・サークル」に分類されると思います。
この作品の舞台となるのは、元警官が現役警官達のために作った再生クリニック。人里離れている上に、吹雪に閉ざされ陸の孤島と化します。

■リハビリ施設[D-TOX]概要
※所在地:ワイオミング州
※'50年代には戦略空軍部隊の司令センターだったが人工衛星時代の到来で化石化、陸軍の療養所となった後、昨年売りに出されてリハビリ施設となる
※100人近い患者がいた時期もあったが、現在は10人(マロイの後に入所予定者はない)
※血液検査と尿検査を経て、投薬による解毒療法とグループセラピーを行う
※「解毒療法」について「デトックス/detox」と言っているようですが…施設名として劇中[D-TOX]と言っているのかどうかは不明
※誰もが長くても1週間の滞在で、患者同士互いの事を詳しくは知らない
※滞在中は銃とバッジを没収され、金庫に保管される
※施設内は原則禁煙

■[D-TOX]関係者名簿
◆主人公周辺
※殺人犯:4年前[娼婦連続殺人]を起こす(担当捜査官のマロイが肉迫したらしい)・現在は[警官連続殺人]で6ヶ月間に9人が犠牲になっているが、こちらもマロイの担当であり「邪魔をされている」と感じている模様・当局に電話を入れて語った内容:「自然淘汰だよ。勝利する者・敗れる者・そして死ぬ者…人はこの3つの道を歩む。それを横から邪魔する奴がいる。俺が楽しんでる大切な仕事を…。“人間は善”?バカを言え。警官をこの世から抹殺すれば、神の望んだ世界になる。無秩序の地獄絵世界だ。弱者や病人ははじき出され、道路に血が流れる。“自然界”はそう言うものだ」「俺はもう長く生きられない。残された時間をその目的に費やす。隠れんぼをしながら、いつもお前のそばにいる」「お前を見てるが、お前は見えない」・自分のサインとして、囮にされた男の頬に“ICU”と書き記していた
※ジェイク・マロイ:元警官のFBI捜査官・妻とは離婚しており、現在の恋人メアリーにプロポーズしようと考えていた矢先に彼女を殺されてしまう・その事件から3ヶ月後の昼下がり、警官達の溜り場であるドノヴァンの店でヘンドリックスに「そんなに死にたければ死んでしまえ」と銃を渡され、天井に向かって撃つ・その後手首を切り自殺未遂をしてリハビリ施設へ・胸にはメアリーに渡すつもりだった指輪を下げている
※ヘンドリックス:マロイの同僚・メアリーを亡くしたマロイを気に掛け、施設へ入る事を勧める(メアリーに危機が迫った際には「オーク通り1311番地だ」と即座に番地まで言っていたので、相当親しいと思われる)・マロイを施設に送り届けた後は、10数キロ先の山小屋に数日滞在予定
※レッド:マロイと古い付き合いの警官・ドアの覗き穴を覗いた時にドリルで眼を削られ、その後射殺された・縛られ吊されて、喉に棍棒を突き刺された状態で発見される(ナンシーも同様の手口で殺された)
◆[D-TOX]スタッフ
※ドック:刑事歴12年・その後酒で死にかけて、警官のための再生クリニックを作る事を思い立つ・患者達からはドック(先生)と呼ばれている
※ジェニー:空軍時代から精神科担当の女医で、居残って[D-TOX]で働いている(スタッフが足りないので看護士の役目もこなしている)・*ジャックの過去を知りながら雇用*・ハンクの事は信用していない様子
※ジャック:眼鏡の雑役係(看護士としての仕事も)・施設を隅々まで知っている・ヘビースモーカーで、マッケンジーのライターを盗んだ事を叱責される・*朝鮮戦争で上官を殺しており(素手で絞殺)、元々は患者としてこの施設に居た
※ハンク:機械・電気関係の技師
※マニー&ギルバート:主に調理担当・ギルバートは鬱病で暴力を恐れている
◆[D-TOX]入所者
1.スレーター:ヘビースモーカー・ロンドンの市警察に所属
2.ジャウォルスキー:麻薬課所属・「前に入った施設は温泉付きで散歩道もあった、ムショにもTVはある」と不満を言う・「射撃の名手」とスレーターは揶揄する(自分の脳味噌を外して頬を撃ったため)・顔に傷がある・FBIに反感を持っている様子
3.ノア:神経過敏で典型的なSWAT・スレーター曰く「ゲイっぽい」・コナーを罵り「俺はこいつと違って腹が座ってる」、マッケンジーには「この世で最低の人間は卑怯者の警官だ」と責め立てる
4.ロペス:ロス市警所属の女刑事
5.ジョーンズ:“牧師”と呼ばれる男(酒の中にイエスを見た)
6.マッケンジー:カナダの騎馬警官隊員・撃つべき時に体が硬まって相棒が撃たれた
7.コナー:21人の幼稚園児が吹き飛んだ現場に立ち会い、精神的ダメージを受けた・施設内で最初の死者
8.ウィークス:嘔吐し倒れてしまう(薬物での反応らしい)
9.ブランドン:グループセラピーにて、コナーの手助けをしろとノアに促していた男・2人目の死者

■[D-TOX]業務日誌
※マロイが[D-TOX]に来た翌日、コナーが死亡(腕に注射器):自殺と考えられる
※吹雪で電話が不通、車も出せないため当面死体を保管しておく事にする
※ウィークスが嘔吐して意識を失う:薬物の反応のようだ
※ドックが全員のベルトや靴紐を没収する
※更に翌日、ブランドンが水道の配管で首吊り自殺
※各部屋をロックして、ドックがカルテを読み直す事になる
※ジャックが姿を消す:スノーモービルもなくなっている事から外に出たらしい
※不調だったボイラーが壊れる
※ハンクとマニーがジャックを捜しに出るが所在不明
※施設内では殺人犯が通風孔を通って自由に移動している模様で、患者のバッジや彼らの薬等を奪っていく
※気配に気付いたドックが「外から戻ったジャックがやったのか」と追っていくが、背後から斧を手にした男に襲われる
※ドックが消えた事で部屋のロックが外される
※ジェニーが発作の危険性を指摘(アルコール依存症による「振戦せん妄/DT」の可能性)
※ギルバートがドックの死体を発見
※保管されていた銃を各々に返す
※残されたスノーモービルも壊されていると分かり「雪に埋まった車を掘り起こして助けを呼ぼう」とハンクが主張:マニー&ギルバートと共に3人で助けを呼びに行く事にする
※その頃、湖で死体を発見したヘンドリックス:山小屋の老人に聞くと「警官だと言っていた」と語る
※異変を感じたヘンドリックスは[D-TOX]へ向かう
※一方車ではギルバートが姿を消したが、構わずにハンクとマニーの2人で走り出す:路上に人影が現れ、ハンドル操作を誤り道を逸れて転落
※[D-TOX]では皆で手分けしてジャックを捜していたが見付からない:そこに転落した車のクラクションが鳴り響き、マロイがジェニーに銃を渡して様子を見に行く
※マニーが気が付くとハンクの姿はない:車から這い出たマニーが、人影=木の枝に吊されたジャックの死体を発見
※その場を離れようとしたマニーが何者かに首を切られる
※マロイが車まで駆け付けるが、マニーは路上で絶命・車内は空
※ギルバートは車付近に居たが、銃を手にしたマロイに驚き逃げてしまう
※ウィークスが高熱のために氷を取りに行くジェニー、厨房でスレーターと出くわす:そこへ施設周辺の確認をしていたと言うジャウォルスキーが外から戻ってくる
※マッケンジーが襲われて診察台に乗せられる:叫び声が響くが誰も気付かない
※マロイ帰還:ジャックが殺されていたため、犯人が生き残っている人間の中にいると考えて全員を一部屋に閉じ込める
※スノーモービルは入所者の書類と共に燃やされていた:警官ではない誰かが身元を偽っているようだ
※マロイはジェニーと共にコナーの死体を確認:まぶたの裏に“ICU”と書かれていた
※[警官連続殺人]の犯人がこの施設に居て、自分を狙っていると理解するマロイ
※マロイは通路で待ち伏せていたハンクに殴り倒される:それまでとは逆にマロイが1人閉じ込められる
※ハンクは「ジャックの死体に驚いて逃げ出し、森を彷徨って、搬入トンネルから戻ろうとしたらマロイがウロついていたから薪の後ろに隠れていた」と語る
※ジャックの死で犯人が分からなくなり、疑心暗鬼に陥る面々:ジャウォルスキーはジョーンズを疑うが、外に出ていた事でジャウォルスキーも疑われ、ノアと銃を向け合う
※ヘンドリックスが[D-TOX]に近付き路上で男を拾う:それは膝をついて「皆死んだ」と呟いているギルバート

※スレーターの部屋に閉じ込められたマロイはそこから出ようと辺りを探る:マッチを見付けて照らしてみると、通風邪孔から出られそうだ
※身に着けていた指輪でネジを外し始め、手にしたマッチを見るとドノヴァンの店のもの:警官に混じって情報を得て、マロイを監視していたのはスレーターだった
※主回線ボードがイカれて電力・暖房もアウト、非常ライトもじきに消える、明け方は氷点下20度になる…[D-TOX]は危険な状況:「殺されるより凍死が先かもしれない」とノア・スレーター・ハンクが薪置き場へ
※途中でマロイが通風孔を移動する物音が聞こえ、スレーター&ハンク、ノアの2手に別れて周囲を探る
※皆の元へ戻るマロイ:スレーターの部屋から持ち出した“戦利品”(殺した相手の身分証)を見せる
※その頃、ハンクを殺したスレーターがノアの背後に迫る
※スレーターを捜して、マロイは暗い通路に反響する声を辿る:追い詰めたかと思ったが、声は既に殺されたノアの首から下げられたトランシーバーから流れていた
※トランシーバーからスレーターの声とともに、マロイを呼ぶジェニーの声が聞こえる:「歴史は繰り返す」と言うステーター
※呼び掛けた相手がスレーターだと気付いて逃げるジェニー:資材庫へ逃げ込むとスレーターも追ってくる
※ヘンドリックスがマニーの死体を発見後、[D-TOX]へ到着
※足跡を追ってマロイも資材庫へ:スレーターには気付かれずにジェニーに声をかけ、この場所に居るようにと指示
※人の気配を感じたスレーターは一旦外へ出て、人影に銃を突き付ける:相手はマロイではなくヘンドリックス
※一瞬戸惑うスレーターの背後からマロイが発砲、銃撃戦に
※再び資材庫へ戻り殴り合い、最後はスレーターを串刺しにするマロイ
※マロイは指輪を木の枝に掛けて、ヘンドリックス・ジェニーと共に[D-TOX]を後にする


D-Tox (ユニバーサル・セレクション第3弾) 【初回生産限定】 [DVD]

初見時にはある俳優を目当てに見てみました。序盤で死ぬけど。
今回はCS放送で再鑑賞。オーソドックスな雰囲気となかなかの顔触れで、それなりに見られます。しかしあれこれ不親切ですね。
まず序盤に倒れるウィークスとブランドンですが、彼らについては劇中で全く語られていません。肩書きとか[D-TOX]へ来た経緯とか。トラブルが起こっても「ひとまずそれは誰なの?」としか思えない。
後半には主人公マロイがある部屋へ閉じ込められて、その結果犯人が判明します。でもマロイ自身の部屋ではなく何の説明もなしにその部屋に入れられてしまうので、[証拠]が出てきても些か混乱してしまう。
マッケンジーの件は果たして誰か気付いているのか…。
原作小説があるようで。どの程度忠実なのか分かりませんが、96分の作品で主人公の[舞台]到着までに25分経過すると言うのはバランス的に如何なものか。(犯人判明が75分頃なので、謎解き関係は実質50分程度。)しかもスタローンが主人公となると犯人の狙いは明らかに彼な訳で。「奴がここにいる」なんて、そんな事を今更言われても。(あの[サイン]を見付けるのも唐突な感じ。過去の事件で毎回残していた訳でもないし。)
そう言えばマロイの台詞ではないですが「[警官連続殺人]の犯人は死んだ筈だ」「そう祈りたいね」みたいな会話がありますが、吊されていた男が犯人と言う事になっている…訳じゃないよね?

DVD版だとまた違っていたかもしれないけど(流石に記憶にない)、今回は字幕も分かり難かったです。
ブランドンとコナーの名前は、恐らく1度も字幕では表記されませんでした。ウィークスも後半になってから、ジェニーですらもかなり時間が経たないと出てこない。原語もそうなのか、端折っているのかは不明ですが。
ヘンドリックスが山小屋の老人と共に[D-TOX]へ向かおうとする場面は、日本語としてはしっくりこない感じ。「見ろ、あれは何だ?」「行ってみよう」て、施設自体の異変に気付いたかのように聞こえます。実際には老人が死体を見ながらの呟きなので「一体何が起こってるんだ?」みたいなニュアンスじゃないんだろか。
マロイとジェニーの会話、「ギルバートは?」「うつ病で暴力を恐れてる」も、何故ここでギルバートなのかと思ってしまった。自分を見て逃げ出した事の理由を聞いてるんでしょうけど。

最終的に1番の不満は、動機が薄くて犯人像もインパクト不足な点かな。(もう少し何かあるのかと思ったら、冒頭で語るだけで全てなのね。)何故今このタイミングでマロイを再び狙うのか、と言うのは「長く生きられない」発言の絡みなのか。でもその扱いも半端なのでどうにも。



レンタルDVDにて鑑賞 2.7
原題:D-TOX/EYE SEE YOU
本編:96分
監督:ジム・ギレスピー
※ラストサマー
原作:ハワード・スウィンドル
出演:
シルヴェスター・スタローン(ジェイク・マロイ)
チャールズ・ダットン(ヘンドリックス)
※シークレット ウインドウ・ゴシカ・ミミック
ポリー・ウォーカー(ジェニー)
※恋の闇愛の光
トム・ベレンジャー(ハンク)
ショーン・パトリック・フラナリー(コナー)
クリストファー・フルフォード(スレイター)
クリス・クリストファーソン(ドック)
ディナ・メイヤー(メアリー)
※SAW・6+
ロバート・パトリック(ノア)
※T2・パラサイト



  1. 2009/07/04(土) 00:00:00|
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